
代表挨拶

動植物の保護に興味を持ったのはツシマヤマネコがきっかけでした。
ある時、ツシマヤマネコについて書かれた新聞記事を見つけ、「守りたい!」と思うようになりました。ツシマヤマネコは、地球上で長崎県対馬市の2つの島のみに生息し、生息数は100頭前後と言われている絶滅の危機に瀕している野生のネコです。
守るためには、えさとなるネズミやカエルが豊富にいなければいけません。
しかし、それらが増えるには山林の草地や里山が必要です。さらには、山林の草地や里山は人の手が入らなければ維持されません。
結局、ツシマヤマネコを守るためには、その地域の生態系全体に目を向け、私たちの暮らしや生活自体を考え直す必要があったのです。ですが、過疎化や高齢化、また経済中心の社会の中では、効率の悪い山林や里山の管理は難しくなっています。
このような現状を知り、私は生態系や地域の自然を守る大切さに一人でも多くの方に気づいてもらいたいと、地域の活性化や企業と環境をつなぐ仕事に従事するようになりました。
これまで様々な形で自然に関わる方々のお話をお聞きする機会をいただきましたが、そのたびに、自然の大切さに気付いた方が、直接「動植物を守る」ことはできなくても、地道に守る活動を続ける方々を応援する方法はないか、と考え始めました。
そうして誕生したのがこの寄付サイトです。
このサイトでは、大切にしたいと思う地域や動植物を自分で選び、支援することができます。また、私たちも定期的に団体を取材し、活動や寄付の使い道を報告していきます。
寄付は一つの形ですが、それだけでなく、日本の自然の豊かさや美しさを再認識し、自然を守る活動をされる方々とその活動を応援したいと思う方々の心をつなげる場にしていきたいと思っています。
檜 山 綾 香

理事
Ayaka Hiyama
檜山 綾香

小さいころから動物が好きで、大学在学中より、自然環境問題や野生動物の保護に興味を持ち、国際環境NPOやボランティア活動に参加する一方、英語やドイツ語で環境問題等のリサーチ・翻訳に携わる。
大学卒業後は、マーケティング会社等において地域活性化事業に従事(九州・沖縄)。さらに企業と地域・環境問題をつなぐことを目指して、コンサルティング会社(東京)に転職し、CSR・環境分野に関するコンサルティングや調査事業、環境教育等に従事した。2016年からは「自然との豊かな関係を築くことは 豊かな人生を築くこと」をモットーにフリーランスとして活動している。
Yuri Murakami
村上 友理

子どものころは、毎夏田舎である山梨で過ごし、夏でも手がしびれるような冷たい湧水で栽培するわさび田を手伝ったり、湧き水に自生するクレソンを取ったり、二階の屋根裏で育てているおかいこさんを見て育った。
それが自然や環境に関わりたいと思う原体験となって、大学卒業後は銀行勤務を経てコンサルティング会社に転職し、CSR・環境分野のコンサルティングに従事(現職)。代表の檜山とともに、委託調査を通じて、全国の環境NGO・NPOの活動実態の基礎データ収集や、環境保全活動の成果の可視化に向けた事例調査、企業の環境教育プログラム開発等に携わる。法学修士。
Akiko Hamaguchi
濱口 明子

幼少のころの夢は獣医であったほど生き物好きであったが、大学の卒業論文でイルカと人間のコミュニケーションを題材にしたことから環境問題に関心をもつ。
大学卒業後は銀行勤務を経て、公認会計士として監査法人にて会計監査に携わった後、企業の環境やCSR関連業務に関わりたい一心から監査法人内の統合報告作成支援関連部署へ異動・勤務した。
現在は主婦として、園児の息子と共に東京近郊の野山や川などで虫・爬虫類・魚などを採取しながら、自然環境や生物多様性の尊さを感じる日々である。

はちむすび
について



私たちは、次のような想いを込めて、団体名を「はちむすび」と名付けました。
エイトノット
八の字結び
簡単かつ強度が強く、クライミング等でも使われる結び方で、地域住民の方々と自然、都市と地域、
人と人などの絆を固く結びたい。
ハチ
蜂が結ぶ自然界の輪